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くわい料理は簡単に作れる!知っておきたい下処理の基本と調理法紹介

くわい料理は簡単に作れる!知っておきたい下処理の基本と調理法紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

鉛筆アイコン 2020年12月31日

人参・玉ねぎ・じゃがいもなど日本でよく使われている野菜はたくさんある。今回は、野菜の中でも少し珍しい「くわい」について紹介したい。くわいの美味しい食べ方や調理法、くわいを使った正月料理などを詳しく見ていこう。簡単に作れる料理や、正しい下処理などもまとめて紹介する。

  

1. くわいの美味しい料理方法

くわいは埼玉県や広島県で多く作られている野菜で、原産国は中国。中国で作られているものは白くわいと呼ばれ、国産のものは青みがかっているため青くわいと呼ばれている。里芋のような形と食感で、青くわいのほうが味も食感もよい。ちなみに、くわいの旬は11~1月頃の寒い時期。正月料理を作るのにも、ピッタリの旬なのだ。

くわいの下処理

くわいは芽が付いた状態で売られていることがほとんどだが、調理の際は芽を残したままにするのが基本。まずは芽を残したままで皮をむき、水に1時間程度さらしてアク抜きをしておこう。くわいは苦みの強い野菜のため、アク抜きをしたほうが美味しく食べられるのだ。

くわいの料理方法

アク抜きをしたくわいは水気をしっかり拭き取り、素揚げにするだけでも美味しい。揚げてから軽く塩をふって食べると、栗のようなホクホクとした食感を楽しめる。ほかにも、生のままスライスしてサラダにしたり、じっくり煮て煮物にしたりといろいろな料理にアレンジできる。火を通したくわいと生のくわいは全く違った食感なので、食べ比べてみるのも面白いだろう。

2. くわいを使った正月料理

くわいは縁起のよい食べ物としても知られ、正月料理にもよく使われている。その理由は、芽が出ている形状にある。「芽が出る」のは縁起がよいとされ、出世や才能の工場を連想させるのだ。また、「芽出たい(めでたい)」と語呂合わせがよいのも、正月料理に使われる理由とされている。くわいにはいろいろな種類があるが、正月料理によく使われているのは国産の青くわいである。

正月向きの「くわいの煮物」

正月料理としてよく出てくるのは、くわいの煮物だろう。芽を残したまま皮をむいたくわいを水にさらし、さらに軽く茹でてアクを抜く。出汁や醤油、みりんと一緒に鍋で柔らかくなるまで煮れば完成。正月料理にくわいを使うときに気を付けたいのは、芽を残すこと。正月以外に食べる際も芽を残す場合が多いが、とくに正月は縁起のよいものを食べる風習があるため、芽を残すのが基本なのだ。鍋で煮る際は、芽が取れたり崩れたりしないように注意しよう。煮たあとは一度冷蔵庫などでしっかり冷ますと、味が中までしみ込んでより美味しくなる。

3. 簡単に作れるくわい料理

くわい料理と聞くと、なんとなく難しそうなイメージがある。しかし、実際は下処理さえしてしまえば意外と簡単なのだ。ここでは、簡単に作れるくわい料理をいくつか紹介しよう。

くわいのサラダ

皮をむいて水にさらしたくわいをスライスし、好みの味付けをすれば簡単にサラダが作れる。煮物のホクホク感とはまた違う、シャキシャキとした面白い食感が楽しめておすすめ。くわいのほかに水菜をプラスしたり、ひじきや千切りにした人参を加えるのもおすすめ。マヨネーズやゴマダレなど、こってり系の味付けがよく合う。

くわいチップス

サラダと同じように下処理をしてスライスしたくわいに、片栗粉をまぶして揚げればサクサク食感のくわいチップスが作れる。正月に使った際に、少しだけ余ったくわいを消費したいときにもおすすめ。塩をふったり、青のりをかけてのり塩にしても美味しい。いろいろな味付けで楽しんでみよう。

結論

くわいは正月料理のほか、いろいろな料理に活用できる。旬の時期意外はほとんど出回らない食材なので、ぜひ見かけたらくわい料理にチャレンジしてみてほしい。食感が面白い野菜でもあるので、いろいろな調理法を試しながら好みの食べ方や味付けを探してみよう。
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  • 更新日:

    2020年12月31日

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